日々の暮らしに寄り添うモノづくりを目指したSghr製品は、職人が日々ガラスに触れていく中での発見や失敗から、新たなアイデアが生まれ形になっていきます。多くの製品はSghrのオリジナルでデザインされていますが、ガラスとは別の素材を扱う企業やデザイナーとのコラボレーションも多数行っています。
2017年発表の4シリーズは、コラボレーション先の思いと、Sghrの手づくりに掛ける情熱が化学反応を起こし、こだわりの一品が出来上がりました。
日々の暮らしに寄り添うモノづくりを目指したSghr製品は、職人が日々ガラスに触れていく中での発見や失敗から、新たなアイデアが生まれ形になっていきます。多くの製品はSghrのオリジナルでデザインされていますが、ガラスとは別の素材を扱う企業やデザイナーとのコラボレーションも多数行っています。
2017年発表の4シリーズは、コラボレーション先の思いと、Sghrの手づくりに掛ける情熱が化学反応を起こし、こだわりの一品が出来上がりました。
日本酒が世界的に注目されブームとなっている今、西洋のスタイルに合ったワイングラスで日本酒を飲まれる機会が増えてきました。熱燗のように香りがたちストレートに味わう猪口とは違い、冷酒やフルーティーな日本酒はワイングラスがとても良く合います。「酒サムライ」の称号を持ち、「國酒の会」発起人のひとりである世歌勳(小栗成男)氏と、三重の清水清三郎商店とのコラボレーションで、芳醇な香りの日本酒を、より楽しんでいただくための日本酒用グラスをつくりたい、そんな思いから「osake glass -お酒グラス-」は生まれました。
酒蔵で日本酒を唎酒するときには、大ぶりの唎猪口という陶器の器を使用しますが、唎猪口で味わうような飲み心地をワイングラスでも実現するために、試行錯誤を繰り返していきました。模索する中で辿り着いた形がチューリップ型です。香りを存分に楽しめるふくらみと、滑らかに口に流れ込む口当たりは、良質の日本酒をより美味しく、心地よく味わう事ができます。Sghrならではの技術とスピリッツをお楽しみください。
世界に認められたクラフトビールCOEDOと最初にコラボレーションをしてから3年。ついにCOEDOビール5種類(伽羅・漆黒・瑠璃・紅赤・白)すべてに合せたグラスがこの度開発されました。コンセプト“Beer Beautiful”に共感したSghrと、COEDOのコラボレーションで生み出された5種のグラスは、それぞれのビールの特徴を、絶妙に引き出すビアグラスです。
5種類の中で一番すっきりとした味わいの瑠璃は、底から上にかけてゆるやかな傾斜で、だんだん口が細くなった、フラスコのようなユニークな形のグラスがおすすめです。ビールを注ぐと泡が凝縮され泡持ちがとても良くなり、飲むとビールが泡の下をすりぬけて流れ込んでくるため、不思議な感覚をお楽しみいただけます。
ガラスのキラキラした模様と、ビールの色を存分に楽しめるグラスです。同じビールで2種類の味わいを楽しんでいただきたいとの思いから、口元は斜めに作られています。口元の高い方から飲むと、あまり首を傾けずにすっと流れ込むビールの味をそのまま感じることができ、逆に低い方から飲むと、鼻をガラスが覆うため芳醇な香りをゆっくりと味わえます。
333ml瓶1本で二度違う味わいで楽しめるよう、グラスはあえて小ぶりにデザインされています。 異なる味わいのポイントは「温度」です。一杯目は勢いよくグラスに注ぎ、しっかり泡を出して冷えたビールをお楽しみください。瓶に残ったビールは、一杯目を飲んでいる間に少しずつ温度が上がっていき、二杯目は温度変化による味わい深さと、グラスの口元のふくらみにより広がる香りを、じっくりと感じることができます。
今回5種類のビールに合せたグラスを開発するにあたり、サイズをリニューアルしました。ガラスは熱いうちに息を吹き込むと、球状に膨らんでいきますが、その形が一番負荷をかけない自然な形です。そんなシンプルな形にすることで、なるべくガラスの存在感を少なく、ビールの色や味をストレートにお楽しみいただけるようになっています。
無濾過ビールの白はフルーティーで美味しく、色に濁りがあるのが特徴です。そんな白に合う形としてシャンパングラスのような細い形状が選ばれました。それにより、ビールに透け感が生まれグラデーションが美しく見えます。細い底部分から口元にかけて広がっているため、ビールが口の中全体で味わいが広がります。
日本人は、さまざまな海外の文化を取り入れ、更に進化させることにより、日本独自の文化を生み出してきました。侘茶の祖と言われる村田珠光は、中国の「唐物」と日本独自の文化の融合を「和漢の境をまぎらかす」と表現しています。
お茶の世界では、古来からの良いものを模し、更に独自の進化をさせて新たな形を作り上げてきた、と語るのは、宗和流十八代宇田川宗光さん。陶器の茶碗をガラスで模したら、どういう表情をするのか。それが共同開発への一歩でした。
「wakan」は中国の天目茶碗や、朝鮮の高麗茶碗からオリジナルの形を作り上げた仁清の茶碗の姿をベースとして、吹きガラスならではの表現を活かして進化させたもので、形状や細かいディテールを忠実に再現しています。また形状が手に良く馴染み、使い心地がいい繭型茶碗は、仁清が掛け流した釉薬を表現するためプレーン2種の他に柄3種の計5パターンをご用意しました。柄は手づくりにより個々に異なる表情をお楽しみください。
茶碗として桐箱入りでお届けしておりますが、茶碗としてのみならず、現代の生活に合った様々な使い方をしていただければ幸いです。
和菓子の新しい可能性を探り、wagashiを介してasobiという活動をされている4人の和菓子職人「wagashi asobi」と、もともとSghrのフィフティーズシリーズの、模様も何もないシンプルな佇まいから、「究極のシンプル」を追い求めた和菓子に合うお皿が出来ないかという思いからスタートしたこのコラボレーション。
ガラスの技法上、底部分を安定させるため磨き上げることでできるラインまでも極限まで無くし、シンプルの極みをめざしたプレートを作り上げました。シンプルだからこそ難しく、でも手数を惜しまないことで、ただ静かにそこに存在するかのようなその佇まいは、置く場所や明かりによって表情を変え、その風景に溶け込んでいきます。
ガラスも和菓子も、日々作り上げる中で、同じ製品でもひとつずつ表情が変わり、ひとつとして同じものはありません。想いを込めた「究極のシンプル」をぜひご覧くださいませ。