清水清三郎商店さんは、1869年(明治2年)に伊勢国若松村(三重県鈴鹿市)にて大黒屋清水清三郎商店として創業。以来、140年にわたりお酒を醸してきました。鈴鹿山脈から湧き出る清冽な伏流水から育まれる伊勢平野の良質な米は、おいしい酒造りに適しています。
また、古くより伊勢参拝の旅人が行き交うこの地では、全国の旅人の舌を満足させるために常に美味しいお酒が求められ、酒造りの技が磨かれてきました。清水さんはいつも日本酒の可能性を高いレベルにまで存分に発揮させるため、伝統の製法を引き継ぐだけでなく、必要で最適な方法を探求しつづけられています。
たとえば、全てのお酒の仕込みを、麹と蒸米の状態や酵母の働きに良いとされる総米600㎏から800㎏程度の小さいタンクで行うことや、酒造りの工程において冷却設備を用いて細やかな温度管理により、季節や天候に合わせた最善の品質のお酒を細かく調整でき、安定したお酒を作り出すことなどです。収穫された米を使ってその命を余すことなく生かし続ける酒の造り方を求めることが、清水さんの酒造りです。
地元三重県鈴鹿市の出身で「全国新酒鑑評会」「Sake Competiton」「全米日本酒歓評会(Joy of Sake)」などで数々の賞を受賞、2015年には日本三大杜氏に数えられる能登杜氏たちの技術向上のために設けた伝統ある品評会『能登杜氏自醸清酒品評会』にて最優秀賞に輝いています。伝統を継承しつつ、いつでも決して労を惜しむことなく常に新しいことにチャレンジを続けていらっしゃいます。
こだわり抜いたふくよかな味の調和と透明感。「作」は洗練された味と香りに徹底的にこだわり、常に探究心を忘れずに進化し続けるお酒です。「作」という名前には、酒を作り手だけが作るというものではなく、飲む方に味わっていただいて初めて完成されていくというような意味が込められています。
今回、選考会にて選ばれた3作品を制作した職人にインタビューを行っております。
作品の制作風景とともに職人の作品への想いなどをぜひご覧下さい。
こちらの3作品以外にも、今回出品された全11作品を青山店にて、作品展を開催しております。
3作品以外は受注販売となっております。
また全11作品の中から人気商品を決めるアンケートを行っております。
お近くにお越しの際は是非、お立ち寄りくださいませ。
作品展開催期間:11/13(金)~12/3(木)