私のお気に入り



第20回は、 パン・洋菓子・料理研究家としてご活躍されている磯部作喜子さんにご登場いただきます。

パン・洋菓子の教室として名古屋でスタートした「ル・サロン・ブラン」は、お料理、テーブルコーディネートのコースも加わり、現在は東京でも開講されています。
“おもてなしの心は食卓を飾るすべてに宿る”というコンセプトのもと、お料理だけでなくテーブルコーディネートも楽しめるようにと構成されたお教室は多くの受講生を魅了されています。

ご愛用いただいている数々のスガハラ製品を、素敵にコーディネートされたお写真でご紹介いただきました。



◇スガハラのガラスとの出会いについてお聞かせ下さい。



[ デュオ・オールドグラス (アンバー) DU-16A ]

12年ほど前、カフェでお水のグラスとして出てきて、びっくり‼ 
空っぽでも、まるで飲み物が入っているような感じが気に入って購入しました。
ちょうどお教室を始めた頃で、生徒さんにも自慢気にお出ししたのを思い出します。
12年たった今も古さは全く感じられず、新鮮なデザインのデュオはスガハラのロングセラーとのこと。大切に使いたいファーストアイテムです。




◇特にお気に入りのスガハラ製品を教えてください。


[ アラカルト ALC-220T / セミ SMI-85T ]

ブロンズとも琥珀ともいえる穏やかな色が秋にぴったりで気に入りました。よく見ると4分割で厚みも違い、図形的な楽しさがあります。
自宅の石窯で焼いたバケットやイチジクとくるみのライ麦パン、チーズやドライフルーツをお出しするのに活躍しています。
植木鉢のような形のセミには赤い実を飾って秋の訪れを楽しみます。

[ アスぺリテ  APR-210/108WR ]

マカロンとチョコでプチスイーツパーティを。
いつもこのセットをお出しすると、生徒さんから「わぁ~、可愛い‼」との歓声が沸き起こります。私はいつも種明かしをするように「実はグラスとプレートの組み合わせなの。何通りも楽しめるんですよ」といろいろな組み合わせをお見せしてしまいます。
後ろの薔薇のオブジェも実はひっくり返すとシャンパングラスに。
「スガハラ・ワインレッド」と呼ばせて頂いているお色は可愛くエレガントな女性なら誰もが憧れる色ですね。

プレート・アシェット AS-818WR
フォーク CS-35W
カップ&ソーサー・バルズテーブル ピコ BAL-80WR
シャンパングラス・ル‐ジュ BSD-55/68WR 
花器・ハートクルヴァ FA-80WR
[ 泡のお皿 BUB-815W ]

最近はカタログやメールマガジンで拝見したアイテムの名前からもインスピレーションを戴きます。
ガラスに閉じ込められた「泡」は、よく見ると規則的に並んでいます。
パテ・ド・カンパーニュも野菜もプレートに合わせて四角くおめかし。
ガラスの分厚さも御馳走。見る角度や時間によって昼間はプリズムのように反射して見えたり、夜になると静かで温かい光になったりします。
シンプルな形と泡の組み合わせだからこそ、これからも、もっともっと無限のインスピレーションを戴けそうです。




◇ その他にご愛用いただいている製品があればご紹介ください。


[ かなざわ/すきや/スプーン ]
秋の夜長を楽しむコーディネート。
黒塗りの漆器のように見えるのは実はガラスのお碗。金箔の入り方もとても繊細で美しく、蓋物を開ける瞬間の緊張感、期待感がたまりません。
秋らしく銀杏の真丈と松茸のお椀にしてみました。スプーンには秋鮭の蓮根団子、紫米のおにぎりをコロンと載せて。
同じく「かなざわ」の徳利を花器にして、すすきやワレモコウなどの可愛らしい山花も楽しめます。

プレート・すきや SA-830K
スプーン CS-03W
おわん・かなざわ KN-33KG
トックリ・かなざわ SA-55KG

[ サバンナ ]
豹柄を食器に? 名前もアフリカを連想させますが、ショップでディスプレイされていたお皿とワイングラスに一目惚れして、思わず家に連れて帰りたくなりました。
深みのある色合いが秋の夜にぴったりです。お皿が主役なので、お料理は鴨の焼き漬けと里芋でシンプルに。
雰囲気のある女性を思い起こさせる印象深いお皿とワイングラスです。

プレート SV-180

ワイングラス SV-30
花器・キューブ K-1010K
[ チアーズ ]
名前と形がとてもユーモラスなアイテム。一つひとつ少しずつ傾きが違っていて、まるで器同志が楽しくおしゃべりしているように見えます。
アボカドのムースに魚介のマリネ、スターフルーツを飾って、元気なエールを送っているようなアミューズが出来上がりました。

グラス・チアーズ CHR-31W
[ バルズテーブル ]
バリスタさんと共同開発されたコーヒーを五感で愉しむためのカップとのことですが、コーヒーはもちろんヴィシソワーズなどの冷たいスープを入れたり、と大活躍。
4色の野菜のムースでカラフルにアレンジしてみました。取っ手が持ちやすく重ねて収納できるのも嬉しいです。


バルズテーブル・ピコ BAL-80W 
[ パレット / りん ]
このプレートに出会った瞬間、タンの芳醇な色合いとクリアーなトリミングの芸術性の高さに惚れ惚れしてしまいました。甘鯛のかぶら蒸しとたらば蟹の菊花あんかけで、器とともに秋の味覚を存分に味わって戴けたらと思います。
お花を生けた丸い「りん」がお料理を引き締めるアクセントになってくれています。


プレート・パレット PLT-240T
花器・りん RIN-100T
[ ダミエ ]
角皿、長皿ともお教室ではヘビーローテーションのお皿。碁盤の目のような洗練されたデザインがどんなお料理やパン、デザートにも合わせ易いのが魅力です。
フォアグラのポアレも大根、里芋チップス、青唐辛子と合わせて和風に。ダミエに乗せるだけで、お料理が整列しているような楽しくモダンな印象になります。
敷物の色や素材でも表情が変わるので何通りにも応用できます。


プレート・ダミエ DME-240W
[ ヤムヤムカバー / ドロップレット ]
その目的にしか使えないけれど、それだけにスペシャルな存在。器が入っているお箱もケーキ箱そっくりで感激しました。
これがテーブルにあるだけで、「こんなの初めて‼」と生徒さんやお客様の会話が弾み空気が和みます。
ショートケーキもシュークリームもヤムヤムカバーの中でとっても満足そうです。
いちごの赤と薔薇の赤をリンクさせてちょっぴり大人っぽくアレンジしてみました。

シュークリームカバー YYC-10W
ショートケーキカバー YYC-20W
プレート・ドロップレット DRT-015VO/018T
花器・キューブ K-1010
[ ポッシュ ]
とても芸術性が高い器です。花器にもなるし、小物を置いても良いし、インスピレーションが無限に広がります。
器の中には春ならグリーン、夏なら真っ白なお花を入れても良いですね。
秋の葉っぱや木の実の枝を自然さを残して無造作に飾ってみました。


プレート・ポッシュ PCE-018W
[トゥッティー・フォレストグリーン/センシティブ]
スガハラならではの微妙な色合いを楽しませて戴いてますが、実はグリーンはなかなかトライできなかったお色でした。ズッキーニと小イカのマリネを乗せてみたら、とても爽やかな印象。デトックス効果も高まりそうです。
センシティブは入れ子にもなり、蓋はトレイにもなるという優れもの。花器としてお重箱として、四季を通じて色々な楽しみ方ができそうです。


プレート・トゥッティー TUT-180FG
角小物入れ・センシティブ SEN-80/100W
プレート・フィオレ FOR-90FG

[ スポーラ/エアーリップ/すきや/マルシュ ]
白いプレートに簡単にできるおつまみを用意して、お気に入りのBGMもセレクト。二人のシャンパンタイムを楽しみます。
スガハラのガラスの魅力は和・洋問わずどんなお料理の組み合わせもコーディネートしやすくお洒落に見えること。
ソファに座ってゆったりとした癒しの時間が流れるシーンを演出してくれます。


プレート・スポーラ SP-118W
グラス・エアーリップ AP-6W
おわん・すきや SA-33
シャンパングラス・マルシュ MC-40W



◇磯部作喜子さんのプロフィール お教室情報◇

パン・洋菓子研究家、料理研究家。大学卒業後、英語教師を経て食の世界へ。
「ル・コルドン・ブルー」にてパン・洋菓子ディプロム取得。「シニフィアン・シニフィエ」にて研修、志賀勝栄氏にパン作りを学ぶ。鬼頭郁子氏にテーブルコーディネートを師事。
現在は名古屋と田町(東京都港区)でパン・お料理・テーブルコーディネートの教室「ル・サロン・ブラン」を主宰。幅広いメニューが本格的に学べる教室として受講者数も多く、予約待ちになることも。各企業とのコラボレート、食卓芸術や料理教室などのセミナー講師としても活躍中。女性誌やライフスタイル誌をはじめメディア取材も多い。
著書「ル・サロン・ブランの本格パン」(主婦と生活社)

講座内容、開講日等のお問い合わせはホームページからお願い致します。
http://salon-blanc.jp