Collaboration x Sghr

Collaboration x Sghr

日々の暮らしに寄り添うモノづくりを目指したSghr製品は、職人が日々ガラスに触れていく中での発見や失敗から、新たなアイデアが生まれ形になっていきます。多くの製品はSghrのオリジナルでデザインされていますが、ガラスとは別の素材を扱う企業やデザイナーとのコラボレーションも多数行っています。

2017年発表の4シリーズは、コラボレーション先の思いと、Sghrの手づくりに掛ける情熱が化学反応を起こし、こだわりの一品が出来上がりました。

清水清三郎商店 x Sghr

osake glass

日本酒が世界的に注目されブームとなっている今、西洋のスタイルに合ったワイングラスで日本酒を飲まれる機会が増えてきました。熱燗のように香りがたちストレートに味わう猪口とは違い、冷酒やフルーティーな日本酒はワイングラスがとても良く合います。「酒サムライ」の称号を持ち、「國酒の会」発起人のひとりである世歌勳(小栗成男)氏と、三重の清水清三郎商店とのコラボレーションで、芳醇な香りの日本酒を、より楽しんでいただくための日本酒用グラスをつくりたい、そんな思いから「osake glass -お酒グラス-」は生まれました。

酒蔵で日本酒を唎酒するときには、大ぶりの唎猪口という陶器の器を使用しますが、唎猪口で味わうような飲み心地をワイングラスでも実現するために、試行錯誤を繰り返していきました。模索する中で辿り着いた形がチューリップ型です。香りを存分に楽しめるふくらみと、滑らかに口に流れ込む口当たりは、良質の日本酒をより美味しく、心地よく味わう事ができます。Sghrならではの技術とスピリッツをお楽しみください。

  • 清水清三郎商店
    1869年(明治2年)に伊勢国若松村(三重県鈴鹿市)にて大黒屋清水清三郎商店として創業。以来、140年にわたりお酒を醸してきました。鈴鹿山脈から湧き出る清冽な伏流水から育まれる伊勢平野の良質な米は、おいしい酒造りに適しています。
    また、古くより伊勢参拝の旅人が行き交うこの地では、全国の旅人の舌を満足させるために常に美味しいお酒が求められ、酒造りの技が磨かれてきました。清水清三郎商店はいつも日本酒の可能性を高いレベルにまで存分に発揮させるため、伝統の製法を引き継ぐだけでなく、必要で最適な方法を探求しつづけられています。
    たとえば、全てのお酒の仕込みを、麹と蒸米の状態や酵母の働きに良いとされる総米600㎏から800㎏程度の小さいタンクで行うことや、酒造りの工程において冷却設備を用いて細やかな温度管理を行うことにより、季節や天候に合わせた最善の品質のお酒を細かく調整でき、安定したお酒を作り出すことなどです。収穫された米を使ってその命を余すことなく生かし続ける酒の造り方を求めることが、清水清三郎商店の酒造りです。

COEDO x Sghr

the beer

世界に認められたクラフトビールCOEDOと最初にコラボレーションをしてから3年。ついにCOEDOビール5種類(伽羅・漆黒・瑠璃・紅赤・白)すべてに合せたグラスがこの度開発されました。コンセプト“Beer Beautiful”に共感したSghrと、COEDOのコラボレーションで生み出された5種のグラスは、それぞれのビールの特徴を、絶妙に引き出すビアグラスです。

  • COEDO
    江戸の台所として栄えた埼玉川越、通称「小江戸」。培われた伝統の中で、COEDOの職人たちは日々ビールを醸しています。世界最大のWorld Beer Cup、欧州最大のEuropean Beer Starなどで、ビールの専門家たちから、日本初の新しいカテゴリー、まさに“Japanese Beer”として高い評価を得ています。

寒鴉齋 宇田川宗光 x Sghr

wakan

日本人は、さまざまな海外の文化を取り入れ、更に進化させることにより、日本独自の文化を生み出してきました。侘茶の祖と言われる村田珠光は、中国の「唐物」と日本独自の文化の融合を「和漢の境をまぎらかす」と表現しています。

お茶の世界では、古来からの良いものを模し、更に独自の進化をさせて新たな形を作り上げてきた、と語るのは、宗和流十八代宇田川宗光さん。陶器の茶碗をガラスで模したら、どういう表情をするのか。それが共同開発への一歩でした。
「wakan」は中国の天目茶碗や、朝鮮の高麗茶碗からオリジナルの形を作り上げた仁清の茶碗の姿をベースとして、吹きガラスならではの表現を活かして進化させたもので、形状や細かいディテールを忠実に再現しています。また形状が手に良く馴染み、使い心地がいい繭型茶碗は、仁清が掛け流した釉薬を表現するためプレーン2種の他に柄3種の計5パターンをご用意しました。柄は手づくりにより個々に異なる表情をお楽しみください。

茶碗として桐箱入りでお届けしておりますが、茶碗としてのみならず、現代の生活に合った様々な使い方をしていただければ幸いです。

  • 寒鴉齋 宇田川宗光(うだがわ・そうこう)
    1974年東京生まれ。茶道宗和流十八代。 宗和流の流祖・金森宗和は飛騨高山の城主の嫡子であられましたが、京都に移り、茶の湯を専らとし、「姫宗和」と呼ばれるその茶風は公家門跡に好まれました。京焼の祖といわれる野々村仁清を指導し、また春慶塗等の好みの茶道具を作ったことでも知られています。宗和流は二代目より加賀前田家に伝わりますが、八代より世襲制を廃止、十四代が東京に移り、以後東京に伝わります。 宇田川宗光は十六代堀宗友に師事して宗和流茶道を学び、2015年に十八代を襲名しています。大徳寺・真珠庵の山田宗正和尚の下で得度し、寒鴉齋(かんあさい)の號を授かります。茶事をよくし、好みの茶道具や茶室を作っており、茶事を体験できる小間の立礼茶室「夜咄Sahan」を営んでいます。

Wagashi asobi x Sghr

wagashi plate

和菓子の新しい可能性を探り、wagashiを介してasobiという活動をされている4人の和菓子職人「wagashi asobi」と、もともとSghrのフィフティーズシリーズの、模様も何もないシンプルな佇まいから、「究極のシンプル」を追い求めた和菓子に合うお皿が出来ないかという思いからスタートしたこのコラボレーション。

ガラスの技法上、底部分を安定させるため磨き上げることでできるラインまでも極限まで無くし、シンプルの極みをめざしたプレートを作り上げました。シンプルだからこそ難しく、でも手数を惜しまないことで、ただ静かにそこに存在するかのようなその佇まいは、置く場所や明かりによって表情を変え、その風景に溶け込んでいきます。

ガラスも和菓子も、日々作り上げる中で、同じ製品でもひとつずつ表情が変わり、ひとつとして同じものはありません。想いを込めた「究極のシンプル」をぜひご覧くださいませ。

  • wagashi asobi
    「一瞬一粒(ひとつひとつ)に想いを込めてつくる。」を理念として活動する4人の和菓子職人が、東京都大田区上池台のアトリエを拠点に、首都圏を中心に国内だけでなく NYの展覧会参加やParisで茶会を開催するなど海外にも活動の「和」を広げています。
    販売する商品を浅野・稲葉両氏の自信作「ドライフルーツの羊羹」と「ハーブのらくがん」の二種類に絞り込むことで、心を込めて商品の管理と品質向上に取り組まれています。地元の方々に自慢の手土産として選んで頂けるような和菓子を目指しています。

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