イベント

お客様とつくるリサイクルプロジェクト 「花のはしおき」ができるまで

2021-10-01
今年7月・8月に開催したサマーフェアでの企画のひとつ「お客様とつくるリサイクルプロジェクト」。
いつも Sghr をご愛顧いただいているお客様とともに、資源を大切にするイベントとして、ご自宅で使わなくなり眠っている、また、壊れてしまった Sghr 製品を、リサイクルして新たなものに生まれ変わらせるプロジェクトです。
Sghr 直営店に皆さまがお持ち寄りくださった素材提供となるガラスは、なんと203点!その量は、ドラム缶1本分にもなりました!ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
その回収したガラス素材をリサイクルして、「花のはしおき」にする制作が、先日無事完了いたしました。
その模様をぜひ皆さまにもご覧いただければと思い、ご紹介してまいります。

集まったガラス素材は、ドラム缶にハンマーで砕きながら入れていきます。そして細かくなったガラスを、炉に入れるための「てっぽう」という道具に注いでいきます。​

1400度にもなる、真っ赤な炉の中に投入していきます。

投入後、まだ形を留めていたガラスも、炉の蓋を閉め1時間もすると、だいぶ溶けてドロドロになります。しかし、この状態ではまだ制作するには不十分で、綺麗に煮上がるまでに掛かる時間は15時間!ゆっくりと、時間を掛けて、気長に待ちます。

さあ、これからようやく箸置き作りが始まります。
竿と呼ばれる棒にガラスを巻き取り、花のはしおきの受け型にたらしていきます。​ちょうど良いガラスの量を見極め、ハサミで切り落とします。​

受け型に溜まった熱いガラスに、花びらをかたどった矢型を押し込みます。​すると、可愛らしい花型のはしおきが出来上がります。
一瞬の作業なので簡単なようにみえますが、型に流し込む分量と、花びらの厚みを一定に保つのは、まさに職人技です。

Sghr Recycle は、溶かすガラス素材の色が様々なことにより、作るたびに違う色が生まれるのが特徴で、熱く赤いガラスがゆっくり冷めていくまで、どんな色になるかはわたしたちにもわかりません。
今回は、青のような緑のような、とても落ち着いていながら優しい色に仕上がりました。

皆さまの「ものを大切に想う気持ち」を形にすることができ、とても嬉しく思います。この「花のはしおき」は、プロジェクトにご協力いただいた皆さまにプレゼントいたします。
Sghr 直営店にガラスをお持ち込みいただいた際お渡ししている、引き換えチケットをご持参くださいませ。

■引換期間
2021年 10月 1日(金)―12月 27日(月)

■引換店舗
Sghr スガハラショップ(ファクトリーショップ・青山・淀屋橋・福岡・松屋銀座・阪急うめだ)