designed by
Kenji Matsuura

特徴やコンセプト

yukkoは、サンキャッチャーであり、吊るすタイプのフラワーベースです。サンキャッチャーなので、光に当たって綺麗なガラスの輝きが空間に広がります。yukkoとは漢字で、癒壺。コロナ禍で大変な時世の中、少しでも心が癒されるひと時を願って生み出しました。

デザインのきっかけ

コロナ禍になって、いろいろ考えることがあって。そもそも家で美味しくご飯を食べれるってすごく幸せなことで、その際に使ってもらう器を作れることも幸なことで。でも、仕事が忙しかったり入院中とかで、食事を楽しめない人もいるんだなと。そういう人たちにも楽しんでもらえるようなガラスを作りたいと思ったのがきっかけです。

製造のポイントや難しい点

通常使用している型とは違って、サンキャッチャーの形状を出すために鋳物の型を特注で作りました。鋳物は高額になるのですが、自腹でも良いから作りたいです!と社長を説得して(笑)そのぐらい、これをどうしても世に出したかったんです。鋳物は温度管理がとても重要で、低温になるとガラスの肌が荒れて、高温になり過ぎるとガラスがくっついて使い物にならなくなるので、そこを注意しています。

どのように楽しんでもらいたいか

家や職場で、もっとも綺麗に輝く場所を見つけてもらって、吊るして楽しんでもらえたら。いろいろな暮らしに届けば良いなと思っています。

designed by
松浦 健司

カメリアやカスケードなど Sghr を代表する製品から、a wa glass や幻など、革新的な製品のデザインも手掛ける。製品開発の中心を担い、ガラスの魅力を引き出すため日々研究を重ねる。製造は主に型吹き、宙吹きを担当する。