ガラスの新しい可能性を追い求め、想いを込めた2025年の新コレクションをご紹介します。
数量限定の希少な休止品を紹介する、オンラインショップを公開しています。
Sghr の製品にはグラスや器だけでなく、暮らしの道具としてのユニークな製品があります。それらは意外であったり、なるほど!と思うものであったり、ガラスだからこその魅力があったり。今回のマガジンでは、そんなユニークな製品を3点選び、各分野でご活躍されている方々に実際に使っていただきコメントをもらいました。ぜひ、参考にしてみてください。
本が好きで、気づけば家に本の居場所が増えてしまう方には必須(?)のアイテムであるブックスタンド。ステンレス製の薄くて目立たない物も優秀ですが、こんなガラスの塊でできたブックスタンドもユニークで暮らしを愉しくしてくれます。
グラフィックデザイナーでありながら、本と人をつなぐ活動「アーキペラゴブックス」を主宰される原田潤さんに、ガラスのブックスタンド〈LIBRO〉を使ってもらいました。
「一点ずつ手づくりされたこのガラスのブックエンドは、一見すればまるで美しく切り出された氷のようです。触ればヒヤリとしそうな質感、微かな凹凸に透きとおる光、ガラスの塊らしい重み。本と並べると、そんな異素材の涼やかさや細部の表情ゆえでしょうか、紙とインクから生まれる〈物体としての本〉が引き立つようで、しばし見とれてしまいます。佇まいに水を感じさせるから、水辺の石と組み合わせても美しいですね」
ユニークな書き文字を用いたデザインや、文字に対する探求と遊び心のある活動をされているグラフィックデザイナーの大原大次郎さんとのコラボレーションで生まれた〈ガラスのモビール 声〉。大原さんが書いた文字を、ガラス職人がフリーハンドでガラスを扱って再現をしました。空間に輝きながら浮遊する文字がくるくると周り、ある時、文字に見えてくる。そんな愉しみがあります。
神奈川県の葉山を拠点に、お客さんの暮らしと個性に寄り添った空間をデザイン・施工する「ライフプラスアーキテクト」の代表・犬山直人さんに、自社で運営されるショップ&カフェのスペースにて〈ガラスのモビール 声〉を試してもらいました。
「モビールって木の素材というイメージでしたけど、ガラスというのがまず驚きました。窓辺に吊るすのも素敵ですが、少し暗さがあるところに吊るして微妙な輝きを楽しむのも個人的には良いのかなと。モビールを引っ掛けたこれは自社オリジナルで制作している鉄製のトイレットペーパーホルダーなんですが、こういうのに吊るすと空間のなかで好きなところに自由に動かせますよね。デザインが思ったよりメッセージ性があって予想外でしたが、逆にいろいろな物が重なる空間のなかで目立って面白い製品ですね。モビールの概念を外してもらった感じがします」
まるでガラスの石ころ。ずっと握っていたくなる形状の〈HOGU〉は、ガラスの気持ち良いさわり心地を製品にできないか?という発想からデザインされた製品です。製品名には、ほぐすという意味と、きらきらと綺麗な宝具という意味合いが込められています。
女性のためのカラダづくりをサポートするサロン「Suuui」を主宰するセラピストのヤマモトヒロコさん。実は長年スタイリストとして活躍されており、コロナ禍をきっかけにセラピストの勉強もされて、サロンを開業。今では二つの顔を持ち仕事をされています。
「私は日々セラピストとしてカラダに不調を抱える方の施術をしていますが、セルフケアがとても大事だと考えています。そういう意味では、家のなかのいろいろなところにオブジェとして飾ることができて、すぐに手にとって使えるというのはとても良いと思いますね。こうやって実際に触るまでガラスって冷たいのかなと思っていましたけど、触っていると温かくなってくるんですね。そのせいか、当たりが思った以上に柔らかい。やっぱりこのランダムな凹凸が良いですよね。どこをさすっても気持ちが良いです」
Sghr のユニークな暮らしの道具。今回ピックアップした3点の他にも、そっと置くだけで美しいしずくの形をしたペーパーウェイト〈ペーパーウェイト しずく〉、スマートフォンを入れるとガラスを通じて音が広がる電源の要らないスピーカー〈エクスポネンシャル〉、枕の形をイメージした柔らかい表情のプレート兼小物置き〈ティンニ〉など、さまざまな製品があります。どれもユニークな発想のデザインですが、ガラスならでは透明感、美しさを備えています。