designed by
Satoshi Umeno × Sghr

特徴やコンセプト

口周りに3つの形状の異なるカーブをもった器です。有機的なフォルムに見えますが、すべて計算をしてデザインしています。製品名のsaiとは、漢字の差異でして、それぞれのカーブの差異や、このデザインを用いて色々な素材で器を作る計画がありまして、その差異でもあります。

デザインのきっかけ

もともとデザインの構想はあって、既にこのようなモックを作っていました。口が丸くないので、普通のガラスメーカーは嫌がるだろうなと思っていたんですが、スガハラさんならやってくれるかも?と打診させてもらいました。そうしたら、挑戦しがいがあります!とお返事をいただきました。

製造のポイントや難しい点

私がデザインを担当する場合、必ず工房には行くんですが、今回コロナがあって足を運べなかったことが残念でした。やはり形状上、ガラスを回して吹けないので、いかにガラスの肌を綺麗にできるかがポイントになるのではと思います。

どのように楽しんでもらいたいか

自分にとって使いやすいものって、常に使ってしまいますよね。そうやって、日常的に使ってもらえたら嬉しいです。また、カーブの使い分けで片口のようにもなるので、用途が多様かなと思います。形状やカラーバリエーションもあるので、いくつか揃えていただくと、食卓の上でリズムが出て、楽しいかと思います。

designed by
梅野 聡

建築学科専攻後都市開発事業に従事。その後、建築設計事務所、家具メーカーに勤務し2003年UMENODESIGN設立。プロダクトデザインを中心にさまざまな商品のプロデュース、ブランディングを手がけながらインテリア、ファッション、ウェブ、グラフィック、パッケージなど多岐にわたる分野で活動。IFデザイン賞、グッドデザイン賞など受賞多数。hint(品人)として販路開拓のマネージメントや自社ブランドの販売など現在も東京を拠点に国内外にデザインと商品を提供している。