designed by
Kenji Matsuura

特徴やコンセプト

コンセプトはキューブですね。吹きガラスって丸くなるものを吹くのが普通なので、四角形って難しいんですよ。とにかく、四角形に挑戦してみたかったんです。この型を作るのに非常に苦労しまして、足掛け3年くらいかかりましたが、ようやっと納得いくものができました。

デザインのきっかけ

とにかく四角形を作ってみたい!の一心ですね。より四角形になるように、四角形の頂点から吹き込む必要がありました。そのためにどうするか。最初、型の展開図が描けなくて、段ボールで作ったりして、試作を重ねました。

製造のポイントや難しい点

四角形それぞれの頂点は厚さを保ちつつ、口になる部分は薄く吹き分けるというのが難しいですね。

どのように楽しんでもらいたいか

もしかしたら、フラワーベースとしては上級者向きなのかな?と思います。例えば、この製品は影が美しいので、活けたお花の影とガラスの影で絵になるような楽しみ方だったり、複数個を重ねてみても面白いかもしれません。

designed by
松浦 健司

カメリアやカスケードなど Sghr を代表する製品から、a wa glass や幻など、革新的な製品のデザインも手掛ける。製品開発の中心を担い、ガラスの魅力を引き出すため日々研究を重ねる。製造は主に型吹き、宙吹きを担当する。