Sghr スガハラショップ青山

Sghr の製品を実際に手にとって見ていただける直営店が、全国には6店舗あります。東京の青山と銀座、大阪は淀屋橋に梅田、福岡の博多、そして工房のある九十九里。それぞれの街に個性や雰囲気があり、そこで暮らす人々や訪れる人々に寄り添うようなお店づくりをしています。シリーズ「あの街のスガハラショップ」では、それぞれのショップと、そこで働くスタッフが個人的にお薦めする『食』『場所』『景色』を紹介していきます。第4回目は青山店です。

六本木、広尾を経て、今から26年前、1998年に現在の地に移転オープンしたスガハラショップ青山は、Sghr のフラッグシップショップとして、東京は表参道、青山通りから一本入った場所にあります。大都会東京にあり、今まで多くのお客さまとの出逢い、ものづくりの喜びを共にした歴史のあるショップです。

また、ショップに併設されたスペース「Feel Sghr」では、ワークショップや職人たちの作品展など、さまざまなイベントを開催し、ガラスの魅力にふれていただけるようになっています。

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Feel Sghr でのワークショップ風景

鏡が多く使われたデザインの店舗に入ると、ガラスの輝きを至るところから感じることができます。また中央の大テーブルには、季節に合わせたコーディネートをショップスタッフが設えており、ガラスを通じて季節を感じることができる空間です。

徒歩圏内に魅力的なお店が立ち並ぶ青山・表参道の界隈。ぶらりと街に出る前に、ほとんどのスタッフが高い頻度で利用しているという、ショップのすぐ近くにある SHOZO TOKYO STORE CAFE&GROCERY へ。ほんとうに目と鼻の先にあります。小さくて気持ち良いテラススペースで、アイスコーヒーをいただきます。SHOZO COFFEE は栃木県黒磯にある多くのファンを持つ名店です。

「ほぼほぼ毎日通っているお店です。お菓子やコーヒーが美味しいのはもちろんですが、SHOZO さんの魅力はいつもニコニコ可愛らしいスタッフの皆さんだと思っています。お話しも楽しくて、美味しいお菓子とコーヒーがあるお店が隣にあるのは、幸せだなといつも感じています」(スタッフ江草)

美味しいコーヒーをいただいた後は、少し甘いものが食べたくなり、原宿にある瑞穂の豆大福を買いに。開店と同時に行列でしたが、なんとか買うことができました。こちらは東京三大豆大福の一つ。甘さと塩気のバランスと食べ応えがある一品。

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SHOZO TOKYO STORE CAFE&GROCERY
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小さなテラスでアイスコーヒーを
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原宿にある瑞穂の佇まいは昔ながら
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東京三大豆大福のひとつ

腹ごしらえをした後は、週末に読む本を探しに青山ブックセンターへ。こちらも青山店からほど近く、ゆったりとした店内は何時間でも滞在できるようなお店です。

「表参道・原宿あたりは、小さな書店は数軒ありますが、たくさんの本を扱う書店はここしかありません(渋谷へ行けばいろいろありますが)。建築やアート系の扱いも多く、また平置きしている本の好みが個人的に刺さります。目的をもって買いに行くことももちろんありますが、漠然と探しに行って、そこで出会う本を楽しむのも魅力です」(スタッフ江草)

たまたま書店で見つけた本をぱらりと立ち読みして、気になる言葉を見つけ、本の重みを感じながら街を歩く。途中、やはりどうしても気になってカフェでつまみ読みをはじめる。そんな楽しみ方が書店で本を買うことにはあります。
今回見つけた本は、自然の静けさと美しさが収められた写真集。途端にそのことを味わいたくなり、都心の杜である明治神宮へ散歩に向かいます。

「青山(原宿)と言えば的な場所にはなりますが、本当は小田急線の参宮橋駅から行く、裏道っぽい参道が好きです。参道に入った途端に空気が違い、気持ちが締まります。特に寒い時期に行くのがより空気がピンとしていて好きです」(スタッフ中島)

観光客で混み合う街を抜けて、大鳥居をくぐると神聖な空気が漂う別世界に。時代は大きく変われど、変わらないこの空間と時間。日本文化の凄みをあらためて感じます。

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明治神宮の鳥居
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青山ブックセンター
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目印のロゴマーク
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明治神宮の裏参道

ずいぶんと昔に一度訪れて、強烈な印象を覚えた場所があります。それが岡本太郎さんの旧邸宅である岡本太郎記念館。設置されている作品の存在感もありますが、アトリエなどがそのまま残されていて、まるで岡本太郎が今そこにいたような雰囲気があります。

「岡本太郎の作品を間近で見て触れ合えるワクワクする場所です。10年以上前ですが岡本太郎のアートピースのガチャガチャがあり、当時ひいたアートピースは今でもリビングに飾っています」(スタッフ髙橋)

明治神宮で参拝し、岡本太郎美術館でアートを満喫し、心の栄養を満腹にすると、小腹が空いてきました。そこで、本場パリの名物クロワッサンが食べられるゴントランシェリエに。パリパリでふわふわですが、どこか正統派な味わいもあり、絶品でした。

「渋谷の宮益坂下の交差点にお店があった時に友人に教えてもらってクロワッサンを初めて食べた時は本当に美味しくて感動したのですが、お店が無くなってしまい数年後、なんと青山店のすぐ近くにお店ができると聞いた時は、普段は見る用の X で思わず喜びをつぶやいてしまうほど嬉しかったです。お昼にここに行くと、他の美味しそうなパンも食べたいのに、やっぱりクロワッサンを買ってしまいます。あとはクイニーアマンも好きです。カロリー劇高だと思うのでたまにの贅沢です」(スタッフ中島)

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ゴントランシェリエのクロワッサン
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パリの街角のようなテラス席
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岡本太郎記念館
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ベランダから小さな太陽の塔

ゴントランシェリエの店先でゆっくりしていたら、日も沈み、街はすっかり夜の姿に。都内と言えど、新宿や渋谷と違ってどこか落ち着きを感じるのが青山・表参道界隈です。夜の景色でスタッフのおすすめなのが、ショップのすぐ裏手にある結婚式用の会場であるセントグレース大聖堂。夜になると、ひときわの存在感です。

「個人的には、雨上がりの日のウッドデッキに溜まったツヤツヤした水たまりに写る大聖堂が美しくて、思わず写真を撮りたくなる景色です」(スタッフ平井)

また夜になると、ライトアップされた高級ブランドの建造物など、昼とは全く違った姿を見せてくれます。また表参道と言えば、毎年テレビなどでも報道される圧巻のイルミネーション。

「毎年冬になると、神宮橋交差点から表参道交差点まで、約150本のケヤキ並木が輝くイルミネーションの景色。何度見ても心が躍ります!仕事帰りにわざわざ遠回りして、綺麗なイルミネーションを楽しんでから帰る日もある程です。」(スタッフ戸田)

そして、ちょっと違った角度から表参道の夜景を楽しむのも。

「表参道の玄関にある灯篭の佇まいが好きで、私は特に夜に、灯篭越しに長い表参道を見るのが好きです。参道の入口感があって、古くからそこにあり何十年もの間行き交う表参道の人たちを見守っている感じなのですが、当然のようにありすぎてたぶん皆にはあまり見えていないまさに“景色”になっている感じがします」(スタッフ中島)

夜景を楽しみつつ、最後に KAWAKAMI-AN TOKYO でお蕎麦とお酒を愉しみました。

「軽井沢にあるお蕎麦屋さんでして、味も雰囲気もサービスもとても良いと思います!せいろを注文し、追加でクルミだれを頼むのがおすすめです。くらかけ豆と蕎麦茶ハイボールも美味しいです」(スタッフ村田)

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セントグレース大聖堂
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灯篭には戦争の記憶も
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昼とは違った存在感の建造物群
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KAWAKAMI-AN TOKYO
構成 / 文 / 写真 山根晋
2024年11月

Sghr スガハラショップ青山

〒107-0061 東京都港区北青山3-10-18北青山本田ビル1F
Tel:03-5468-8131 Fax:03-5468-8132

営業時間 11:00~19:30
年末年始・その他不定休あり

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『食のおすすめ』
・瑞穂の豆大福
・ゴントランシェリエのクロワッサン
・KAWAKAMI-AN TOKYO

『場所』のおすすめ
・明治神宮(参宮橋方面の裏参道)
・青山ブックセンター
・岡本太郎記念館

『景色』のおすすめ
・夜の表参道
・表参道の灯籠の佇まい
・セントグレース大聖堂

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