design story / 前編

今年も Sghr の新作が誕生しました!あらたなガラスの輝きや表情、そして用途や可能性を求めた、工房での日々の結晶です。magazine では前後編の2回に渡り、それぞれの新作についての特徴やデザインのきっかけなどを聞き、まさに新作が工房で生まれるその様子を映像と写真記事で紹介しています。2022年の新作も、ぜひお楽しみください。

farbeカラフルな模様が気持ちを軽やかにしてくれます。コップの内側は可愛く、外側は格好よく、見る場所によって雰囲気が変わるようにしました。

tyyny「ティンニ」とはフィンランド語で枕の意。思いのこもったお料理、思い出のリングなど、目に見えないけれどやさしいものをそっと置いてみてください。

sen plateガラスならではの柔らかさと軽やかさをお皿に表すことができました。色のグラデーションもお楽しみください。

a cup紙も好きですが、ひとつのカップから。お水のほかにひと口ビールにも。

a little moreいつもより少し多めにサラダを食べたいと思った時にちょうどいいサイズ。何でも少し余裕を持って盛り付けられる使いやすさ。レトロなカフェボウルをイメージしました。

somo plateガラスの厚みを感じられるように、側面だけに模様を入れた小さめのプレートです。天面はフラットで窪みはありません。

TEN TEN TEN「人とモノの間に視覚的、感情的な交わりを築き、対話を築く」といった、グエナエル・ニコラの哲学がこのコレクションに込められています。
特徴づけるフォルムは、70度に傾いた円筒形という極めてシンプルなものです。そのわずかな傾きを設けることで、使う人との間に視覚的なつながりが生まれます。
単に生命の宿らない静物としてとらわれがちなモノでも、シンプルな手法で、その佇まいや所作を演出できることを、このコレクションが示しています。

hanaire徳利のような形状は、どこか懐かしさを感じさせてくれます。 ずっとそこにあったような、主張し過ぎない器です。

構成 / 文 / 写真 / 動画 山根晋
2022年3月