fifty’s

designed by
Kenji Matsuura

特徴やコンセプト

当社で人気のグラス fifty’s のうつわバージョンですね。fifty’s グラスの特徴である薄さや色のグラデーションをそのままに、シンプルで使い勝手の良い小鉢になりました。

デザインのきっかけ

fifty’s グラスってシンプルで人気なのですが、グラスしかないことにふと気づきました。確かにグラスは暮らしのなかで使用頻度が高いですが、小鉢もそこそこ頻度が高いと思っていて。毎日、どんな用途でも使えるものを作りたいと思いました。

製造のポイントや難しい点

シンプルだからこそ難しいんです。そして、口が広がっている形状のものはガラスがあばれやすくて。また、ガラスの厚みがすこしでも不均一だと、型のなかできちんと回ってくれないんです。それと温度も重要で、冷めすぎてしまうと曲がってしまう。そうした小さなミスがすぐ出てしまうので、いかに吹きガラスの基本的な技術がしっかりしているかが試される製品です。

どのように楽しんでもらいたいか

いろいろ入れてみてください、という感じでしょうか。本当にシンプルなので、いろいろ使ってみていただいて、そのなかで自分がしっくりくる用途を見つけてもらえたらと思います。カラーバリエーションは4色展開で、fifty’s グラスと色を揃えてもらうのも楽しいかと思います。

designed by
松浦 健司

カメリアやカスケードなど Sghr を代表する製品から、a wa glass や幻など、革新的な製品のデザインも手掛ける。製品開発の中心を担い、ガラスの魅力を引き出すため日々研究を重ねる。製造は主に型吹き、宙吹きを担当する。