itoma

designed by
Hiroki Ito

特徴やコンセプト

枝ものを入れる花器になります。個人的にはドウダンツツジの枝を入れるうつわを作りたいなぁと、昨年の夏頃思ったんです。枝ものを入れる花器ってあまりないので。口径を大きめにして、男性でもお手入れしやすいように考えました。

デザインのきっかけ

ドウダンツツジを入れるうつわが作りたかったのと、コロナ禍で家にいる時間が増えて、家にいたって仕事をしたり忙しないこともあると思いますが、そんな時、ふと植物を見て心に余裕を持ってもらえたらという思いがきっかけです。名前の“いとま”とは、物事の合間の忙しくない時という意味で、まさにぴったりな言葉だと思って付けました。あとは自分の名前が伊藤でもあるので(笑)

製造のポイントや難しい点

製造で難しいのは本体上部のところで、ここは型から出ているところで、ほぼフリーハンドで吹いています。ガラスが硬いのか柔らかいのか、それとチームの人の下玉の巻き方などで状態が変わります。

どのように楽しんでもらいたいか

ぜひ、枝ものを入れてもらいたいですね。でも、水を入れておくだけでも、マダラな模様が木漏れ日のようになって綺麗ですし、自然に囲まれるような感じを味わっていただき、日常の癒しとして使ってもらいたいです。

designed by
伊藤 優紀

グラスの矢吹き、巻きと言われる作業をする傍ら、プレートの製造にも携わる。シュルトというグラスをデザインした他、若手職人を中心としたグループによる、自由な発想で作るイベントの作品にも力を入れている。