sen glass

designed by
Mamoru Tsukamoto

特徴やコンセプト

川(セン)という名の通り、流れというかね。ガラスを温めると柔らかくなるので、その流れを捉えたグラスになります。四角いグラスがベースなんですが、そこに流れを加えてあるので味があるように思っています。

デザインのきっかけ

12月に淀屋橋店で作品展があったのですが、何を作ろうかなと型場を歩いていたら、四角い型が俺を使ってくれ!て、こっちに話しかけてきたような気がして。じゃあ試しにやってみるかと思って、試行錯誤しているうちに、高温で熱されたガラスの流れのような表情を捉えるということに辿り着きました。

製造のポイントや難しい点

やはりガラスの熱し具合ですね。やり過ぎるとへなっとしてしまうし、川の流れのような形を作るには瞬間を捉える必要があります。口周りにあまり動きを付けていないのは、飲んだ時に溢れてしまうといけないから。

どのように楽しんでもらいたいか

ビールを入れると美味しいです。ノンアルコールでも梅酒ソーダでも、炭酸系のものはおすすめします。凹凸の柔らかさというのが手に伝わってきて、使っているときは非常に気持ちよいと思います。

designed by
塚本 衛

製造部の要として、半世紀に渡り Sghr の製造を支える。ガラスの美しい素材を、一つ一つ大事に日々ガラスと向き合う。代表作に三種の泡シリーズ「神秘的に立ち昇る泡」をデザイン。型吹きのほか、カナ・舞プレートといった宙吹きを担当。