coconisotte

designed by
Masao Akashi

特徴やコンセプト

この小ぶりなサイズ感と、陶器で良く使われる”しのぎ”という技法をガラスで表現したのが特徴です。コンセプトは、毎日少しずつ食べたいものを入れるような実用性のある器です。小さな高台が底にあって、スタッキングする時にずれないようになっています。毎日さりげなく、「ここに」「そっと」ある「ココット」のような器ということで名付けました。

デザインのきっかけ

個人的に陶器が好きで、同じような形状のものが家にあって、これをガラスで作れないかなと思ったのがきっかけです。

製造のポイントや難しい点

軽やかな器にしたいのでガラスの量を少なくしたいのですが、少な過ぎるとしのぎの深さがでないのでそこの調整が難しいですね。あと、高台を出すために一気に吹くのですが、そうすると縁が厚くなり過ぎてしまうのも注意しています。

どのように楽しんでもらいたいか

毎日少しずつ食べたいものを入れてもらいたいです。うちは子どもがいるので、野菜とか少しでも食べてもらいたいので使っています。きんぴらとかひじきとかデザートとか、高さもあえて低めにしているので、箸が通りやすくて使いやすいです。

designed by
明石 正生

ことりの一輪挿しや満ち欠けプレートをデザイン。型吹きの製造のほかに「巻き屋」と呼ばれる上ダネ巻きなども担当。丁寧に一つ一つの工程を重ねることで良いものづくりを目指し、自身のデザインや作品では出来るだけ他にはないものを求めて日々ガラスを探求している。