あらたな輝き、あらたな表情、あらたな用途、
そして、まだ見ぬガラスの可能性を追い求めて、
今年も、Sghrの新作が生まれました。
今月と来月のSghr magazineでは、2回にわたって、
新作デザインのきっかけや試行錯誤、作り手の想いと共に、
新作が生まれるその瞬間を、映像そして写真記事でお届けします。
創業88周年を迎えたSghrの新作。
ぜひ、お楽しみください!
口元に鈍く光るガラスの新しい表情、その口あたりは唯一無二。ひとつひとつ丁寧に施しています。酒器と一緒に小鉢も合わせて、お酒を飲むひとときをゆっくりと味わってみませんか。
誰も吹けないようなグラスを吹きたい、カッコいいデザインをカタチにしたい、世界に認められるグラスを作りたい、そしてワインをもっともっと美味しく楽しめる器が欲しい!そんな職人の欲を詰め込んだグラスです。日々進化するワインと共に、Sghrのワイングラスの新しさを追い求めました。
菊花紋章のような小さな器は、さりげなさの中にも華やかさを合わせ持つ、ひと際目を引く一品です。手づくりによりひとつずつ、色の模様や口元の凹凸も異なります。深く入ったラインにより輝きを増す、小さな花の器の一期一会をお愉しみください。
器の中にはどんな味が閉じ込められているのか。見えないからこそ研ぎ澄まされる感覚。味を包み込む魂、そんな想像をしながらデザインされた蓋物です。滴の様な洗練された形は美しく、艶消しによるやわらかな表情は、見るものの興味を一層引き付けます。
構成 / 取材 / 映像 / 写真 山根晋
2020年3月