designed by
Momoko Kuwamasu

特徴やコンセプト

空気の中に浮いて見えるようなフラワーベースです。空気を感じてもらいたいということで「aero(アエロ)」という製品名にしました。外観はそこそこ大きいんですけど、見た目には軽やかな雰囲気があります。

デザインのきっかけ

同じような技法で作っている別の製品があって、それをおもしろいなと感じていたので、この技法で何か別の製品を作ってみようと試作し始めたのがきっかけです。そうして色々とやってみたら色の部分が浮いて見えて、これは良いんじゃないかと。

製造のポイントや難しい点

型で吹いたガラスの上部をバーナーで温めて柔らかくしたところに、色ガラスのタネをまっすぐ落として、ちょうど良い長さで止めるというのが難しいですね。ガラスの硬さを見極める必要があって、色によっても硬さが違いますし。タネを持ってくる職人とも息を合わせなければ上手くいきません。

どのように楽しんでもらいたいか

一輪挿しのように見えて、意外とお花の量も入ります。遠くから見ると本当に浮いているように見えますし、ガラスの色味とお花の取り合わせも楽しんでもらえたらと思います。

designed by
桑升 桃子

自身がデザインした製品を作るほか、アクセサリーなどの開発にも携わる。二度の育休を経て、製造の現場へ復帰。使う人が日々楽しく幸せになるような、そんなものづくりへの想いを膨らませる。