a wa glass

designed by
Kenji Matsuura

特徴やコンセプト

a wa glass はすでに当社の人気製品としてあるのですが、それとは形状が違うものを今回作りました。泡の表情はそのままに。鉢に近い形状なので料理を入れる器としても使えます。

デザインのきっかけ

シャンパングラスにはフルート型とクープ型というのがあって、当社の a wa glass はフルート型のみでしたので、あらたにクープ型をデザインしました。クープ型というのは形状が広がっているので、シャンパンを飲む際にグラスを大きく傾ける必要がなく、飲む姿が綺麗に見えたりだとか、広がる香りを楽しむことができます。

製造のポイントや難しい点

泡の入れ方がポイントです。このクープ型のグラスは背が低いので、泡が口元あたりにいってしまいがちで、それでは泡が美しく見えません。口元はガラスが薄くなるので、泡が潰れてしまうんです。泡は重曹を付けることで膨らむのですが、付ける位置をミリ単位で調整しています。

どのように楽しんでもらいたいか

やはりシャンパンが綺麗に見えますね。私は日本酒なんかも楽しんでいます。あとは小鉢として使っていただくのも良いかと思います。ギリギリでグラスと言える形状なので、用途は広いです。個人的にもこの形が気に入っています。

designed by
松浦 健司

カメリアやカスケードなど Sghr を代表する製品から、a wa glass や幻など、革新的な製品のデザインも手掛ける。製品開発の中心を担い、ガラスの魅力を引き出すため日々研究を重ねる。製造は主に型吹き、宙吹きを担当する。
Sghr ARCHIVE