部屋に差し込む光に、夏の訪れを感じる季節。光を透すガラスは輝きを増し、テーブルや壁に落ちる濃い影は、ときに息をのむほどの美しさを見せてくれます。Sghr の製品には、そんな美しい影のためにデザインされたものが多くあります。初夏の光のなか、ガラスの美しい影を見つけました。
テーブルに落ちる、ガラスの器の影。器の姿からは想像できないその影模様は、まるでテーブルに描かれる絵画のよう。ずっと眺めていたくなるような不思議さがあって、さてどんな料理を盛り付けようか、と考えると楽しくなる。家で過ごす今日のランチは、美しい影で食卓を彩ってみる。
太陽が昇ってくる時と、沈みゆく時は、世界が静寂に包まれているような心地がする。そんな時にいつも、フラワーベースに活けてある花と目が合い、その影に目を奪われる。静寂のなか眺めていると、なんだか、影の方にもまたひとつの、生命があるように思えてくる。
喉が乾く、いつものグラスを手に取る、水を入れる、机に置く。そんななにげない暮らしの瞬間にも、はっとする美しさがやってくることがある。思わず写真に撮り、誰かに知らせたくなる。水を入れた時の影の変化も、グラスによってさまざま。飲み干したグラスだけど、しばらくここに置いておこう。
どんな時も、暮らしのなかに美しさを招きいれたいし、見つけたい。そんなものがひとつあるだけでも、たぶん想像する以上に暮らしは楽しくなる。部屋のなかで、光があたる空間に小さなサンキャッチャーyukko を吊り下げてみれば、きっとそのことが分かる気がする。