
贈りものが気持ちをカタチにしたものだとしたら、あの人はどんな贈りものをしているのだろう。例えば、一緒に住む家族に、遠く離れた友人に。どのように贈りものを選んでいるのだろう。日々の贈りものに込められた想いをお聞きし、実際にSghrの製品を選んでもらいました。
年中火を絶やすことのない炉の中に、1400℃以上の高温で溶けているガラスの声を聞き、その変化の一瞬を逃さず、さまざまな技術と経験を用いて、次々とカタチを作っていくSghrの職人。そんな職人たちが働く千葉県九十九里の工房に、注目のクリエイターの方々をご招待しました。
3月の編集後記
2023年の新作が発表されました。Magazine では今回と次回に分けて、デザインを手掛けた職人などに取材をして、それぞれのデザインストーリーを紹介しています。取材中、特に印象深かった時間がありました。超が付くベテランの塚本衛さんが、新作 yae(やえ)を製造中、できあがった製品をじっと見て「ひとつひとつ丁寧に作っていこう」と、きっと自然に漏れ出たであろう独り言を口にしていました。ガラスと会話をするんです、と塚本さんは常々仰っていますが、そのことを垣間見たような気がしました。
MAGAZINE 編集部
2023年03月15日